鍋パーティーのブログ

再分配の重視を求める「鍋パーティー」の共用ブログです。

これぞ新自由主義者の論理

 

 助ける人と助けられる人の区別などない。人は一人で育つものではないという話はもちろん、社会の成功者は、その社会(現在でいえば「自由主義」「資本主義」の社会)の構成員が積極的‐消極的、意識‐無意識はともかく、その社会をともに構成しているからこそ、成功できるという話もあるし、巨人の肩の話もあれば、人とは人を支えることで自らも支えられるという話もある。にもかかわず、「『助ける人』(自助)と助けられる人がいる」などと騙ることは、社会、人びとからの恩恵に底なしにどん欲に甘え、タダ乗りし、ひいては人びとから搾取しようとする、真正の盗っ人根性の発露だといえよう。そして、これこそが「新自由主義」の論理だ。新自由主義が人びとを圧殺しようとしているなかで、恥ずかしげもなくその論理、盗っ人根性を発する。まさしく、盗っ人(!*1)猛々しいといえる。

*1:このようなアイロニーを加えることに多少の後ろめたさを感じないではないが、この根性を捨てない限りは、大きな顔をさせない方が本人のためと、合理化することにした。